早い者勝ち?、恥を知れ

2月28日(金曜日)に中小企業庁は以下のメッセージをホームページに掲載しました。

「3月2日に官報にて地域の指定を告示する予定ですが、本日から、信用保証協会においてセーフティネット保証4号 (注: 全額保証) の事前相談を開始します。」

先週末 (2月29日~3月1日)、フリーライダーどもは休日出勤して、候補となる中小小規模事業者をリストアップしていたようです。

「早い者勝ちだから」

ということで、3月2日(月曜日)の朝イチで、リストを持って信用保証協会に現れた金融機関もあったとか。

困ったもんですねぇ。さすがに旧債振替 (1998年の特別保証で横行) という荒業は使わないでしょうが、このような金融機関では「枠取り」という不埒な言葉が飛び交っています。

こういう金融機関は借り手の業況が悪化したら「すぐに逃げる、融資は回収する」と思われます。その一方で、経営改善や事業再生の支援をやった経験もノウハウもないでしょう。典型的なレイジーバンクです。

果たして、このようなフリーライダーのレイジーバンクにこの制度を使わせていいものでしょうか?

信用保証協会の姿勢が問われます。

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コメント

  1. 橋本卓典 より:

    誰のための保証か、という話です。良識ある保証協会は、分かっていると思います。「特需」などと、事業者のことを考えない金融機関のためであるはずがない。保証はよいのです。足りないのは経営改善支援です。