新型コロナウイルスで全国的に総崩れの感がある飲食業ですが、地に足のついた、身の丈にあった地元事業者の応援活動がありました。
新潟県魚沼市の塩沢信用金庫らしい話です。感動ものです。
https://www.nikkin.co.jp/nikkin_m/media/premier_support/a2225
昨日は、或る協同組織金融機関の理事長さんから聞きました。
毎日、お客さんを訪問して元気づけている。わずかなお見舞金だけど、「一緒に頑張りましょう」との気持ちを伝えずにはいられないと。
その一方で、カネだけつければ責任を果たしている (それも100%政府保証のカネ) と思っている地域金融機関がウヨウヨいます。
愛がありません。
ワタシにはこういう地域金融機関の精神構造が理解できません。自分たちが何者か分かっているのでしょうか。
コメント
金融機関はどこも自分のところから感染者が出ないことを第一にしている。
訪問営業・集金を止める金融機関も出現しています。
確かに本部・本店にシステム中枢を置いているとことは、最悪本支店すべての金融機能ダウンの懸念ある。
今新型コロナで、社会・経済とは人の移動の総体であることを再確認した筈。
「地域再生」に必要な、ものがなにかもわかる筈。
そしてカネは人の活動に付随して動くべきであり、カネはできるだけ流れるようにするべき。(これが金融機関の本来の使命)
それと利益を吐き出させる仕組みを工夫する必要。バブルがはじけて水の泡としない為にも。
翻訳家のイザベラさんという人の書いたものを読んだら、ボッカチオが「デカメロン」で人が伝染病の騒ぎの中を生きる術をこう要約していました。
「平常心を保つことと希望を持つこと。そして他人に対する思いやりを忘れないこと」
安倍さんは、国民にこう話してほしいと思いました。
こういうときだからこそ、各地域金融機関の日頃顧客に対する姿勢が顕著に現れてくるものと思われます。
先ほど何気なく1年前の今日3/13のブログを読んだところ、日々の本業支援について恥ずかしながら私のコメントがありました。
振り返ってみると、私自身は良くも悪くも全く変わっていないようです。
私の勤務先信金では、コロナに影響を受けながらも事業に工夫をしている取引先の事例を収集し、それをややもすれば弱気になりがちな社長さんに口伝で伝えるという作業を奨励しておりまする。そうすれば誰しも「わしも少しは元気と知恵を出すか」という気持ちになるものだと思うのです。