新しい八代論考はコロナウイルス・ネタです

昨夕、アップされた八代アソシエイツのコラム、「未曾有の経済危機『コロナウイルスショック』を乗り越えるために」を読みました。

https://www.yatsushiro.co.jp

現場に密着してフィールドワークを積み重ねて、地域金融機関の実態をヴィヴィッドにフォローしている八代さんならではの論考ですが、

地域金融機関の新型コロナウイルス・ショックの捉え方の甘さを指摘しているところには大いに共感できます。

奇策のように見える荒技が出てきますが、まったく違和感を感じません。

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コメント

  1. 橋本卓典 より:

    官営商社とは「度肝」でしたが、考えてみれば金融機関にできることもある。

    塩沢信組は、お取引先の3000円弁当を15万円の経費で注文し続けたことで「塩沢信組の注文した弁当ください」というムーブメントを地元で起こしています。地域金融機関の方々も申し訳ないですが、愛妻弁当はこの期間、自粛しましょう。全員が昼・夜、飲食店で食事をするよう奨励し、経費精算をしてもよいのではないかと思います。商談、会議も飲食店、喫茶店でやれば立派なリモートワークです。分からず屋の上司もいないので、心理的安全に議論が活性化することも期待できます。不要不急の外出ではなく、不要不急の家事は我慢して外出するのです。

    こういう火事場でこそ、活躍するのが公益的な存在でもある地域金融機関の腕の見せ所、嘆いている暇なんかありません。

    「捨てられる銀行」などと小馬鹿にされ、さげすまれ、結果、その予言通りに若手が辞め、新卒が寄りつかなくなった金融機関が今こそ「倍返しで見返す絶好のチャンス」です。

    時間と苦しみを共有するシェアもあります。国も頑張っていますが、金利を下げるとか無利子だとか、猶予するとか、本質的には「そこ」ではないと思います。決して見捨てないという行動です。

  2. ハローンくん より:

    八代さんは「報告頻度をあげることが未曾有の経済危機にふさわしい“未曾有”の政策対応なのだろうか。」と書いていらっしゃいますが、その通りだと思います。
    私の勤めている地域金融機関では財務局から貸出条件の変更について毎週報告を求められており、本部、営業店とも膨大な時間をデータの集計や報告の作成に費やしています。
    本来であればお客様にお会いしたり、支援策を考える時間をその作業に費やしているのです。
    金融庁としては条件変更の実績を公表することで金融機関を適切に指導していることをアピールしたいのでしょうが、本末転倒ではないでしょうか?
    このような危機に際し、金融庁も監督の在り方や政策への取り組み方を抜本的に見直していただきたいです。

  3. 田舎者の信金マン より:

    塩沢信組の例、心意気を感じていましたが嬉しい事に当店の職員が、お隣さん飲食店のお弁当注文の取りまとめをしてくれていました。こんな時だからこそって言ってくれてます。

    さて、条件変更件数、相談件数報告について本日の日経新聞経済面にあるように報告を毎月求めるとあるように、金融庁の熱い想いを理解しました。
    しかし、円滑化法施行時本部スタッフとして取りまとめに苦労した事を思い出しました。
    少数の人員でやりくりし、民法改正の準備も進めています。ただでさえマンパワーに限りがある田舎の金融機関に報告負担だけがます事が、無いことを望みます。

    まずは客様を訪問し、お客様との心理的安心の関係性を深めたいと願っています。