狩猟型の地域金融機関には事業再生支援はありません。擬き(もどき)はあっても、所詮はコストカットの域を出ないもの。
昨今、本物の事業再生プロフェショナルたちと深く接点をもって、改めて感じたことです。
本物たちの口から漏れてくる事業再生支援の勘所は、
「良いところを発掘して、そこに資金をつけてわずかながらでも利益を計上して、傷んだバランスシートを少しづつ薄めていく地道な作業。」
事業再生の達人たちにとって、債務者区分は大きなポイントありません。要注意であろうが、要管理であろうが、破綻懸念であろうが基本は同じ。コストカットはあくまでも従属的です。
この再生屋さんたちの話、ウイズコロナ・ポストコロナ対策を考えねばならない地域金融機関は、真剣に受け止めるべきことだと思っています。