🚩弱い者いじめ集団に良い人材が集まるか❗️

ゼロゼロ融資で一丁上がりのレイジーバンクの中には、ゼロゼロ融資の斡旋の対価として投資信託を売りつける輩がいるとの話を聞きました。

レイジーバンクの小悪党ぶりに慣れっこになったワタシには、ありそうな話とは思っていましたが、一つや二つの金融機関じゃないようです。

借り手は金融機関からの依頼なので断れないようで、まさに「優越的地位の濫用、ここに極まれり」

さて、

地域金融機関の新卒採用担当者から「良い人材が取れない」との話が聞こえてきます。

「弱い者いじめ」集団に仲間入りしたいと思うまともな若者はいないだろうし、入社しても腰掛け代わり、タイミングを見てさっさと辞めてしまいます。

レイジーバンクは、当局から指摘されてもスルリと逃げ、貸し手の優越的地位で顧客を押さえ込んで、のうのうと生存していますが、現場の職員の離脱で自壊することになるでしょう。

レイジーバンクの経営者諸氏には「中小・地域金融機関向けの総合的な監督指針」の早期警戒制度の箇所を読むことをオススメします。馬の耳に念仏かもしれませんが。

~銀行自らが経営計画等において想定する将来の収益や自己資本の見通しに関して、前提条件(地域の経済状況や顧客基盤の見通し)、銀行が実施中・実施予定の経営改善に関する施策とその効果(トップラインの増強、経費削減、増資等)、将来発生が見込まれる費用(本店建替・償却、システム更改費用、固定資産の減損、繰延税金資産の取崩し、信用コスト等)、有価証券の益出し余力、配当政策、ストレステストの結果(ストレスシナリオ含む)等の観点から、顧客向けサービス業務(貸出・手数料ビジネス)の利益やそれを構成する内訳にも着目しつつ、ヒアリングを実施し、見通しの妥当性について検証する。
その際、銀行が自らの経営理念・経営戦略に照らし、どのような金融仲介機能を発揮しようとしているか等を踏まえ、将来の収益・費用の見通しが盛り込まれた経営計画等がその考え方と整合的になっているか、経営計画等を実行するために必要な人的資源が十分に確保・育成・活用されているか等について留意して検証する。(本文より)

最後の部分です。ヒューマアセット崩壊から早期警戒制度へという流れが読み取れます。

追記: 本ブログに関連して

3日に金融庁が発表した「中小地域金融機関向けの総合的な監督指針」(案) の勘所は、   新設項目である「2-2-3 持続可能な収益性と将来に...

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コメント

  1. 橋本卓典 より:

    だから投信市場は活況なのです。計測できない世界で連結しています。不要不急のゼロゼロで、意味不明な投信や金融商品を買わせて販売手数料を抜き、ゼロゼロの金利でノーリスクで稼ぐ。あとは保証協会に代位弁済させて、一丁上がりです。金融庁が黙っていれば、後世の借金になるだけで終わりです。

  2. 長川康一 より:

    監督指針を読んでいても、多くのところは意味を捉えていないと思います。
    検査等で言われて初めて意識だけするのではないでしょうか?
    当局もほとんどのところは分かっていないと思っている筈です?
    上も下も形式だけでの対応が普通なのではないでしょうか?

  3. 北門信金企業支援室長 伊藤貢作 より:

    残念ですが、別にゼロゼロで投信を買わせることはビックリする事ではなく、一般世間から見れば金融機関が行いそうな『普通』の行為です。

    私は長く金融村の外にいましたし、今も企業支援のお手伝いはしてますが、もし金融村の下らない仕事をさせれられるなら即日退職します。

    昔の金融機関は素晴らしく、今は落ちぶれた。というもの残念ながら金融村に住むひとの幻想にすぎません。

    金融行政に携わる人、携わっていた人、金融機関にいる人、いた人は、人や企業を自分達は裁く事ができるという勘違いを直すべきでしょう。

    私は今から10数年前に、破綻した会社に最後まで残り残務整理をしていました。裁判所に認められた僅か給与は、全てメインバンクの株式を累投で買うように手続きを強制されました。

    『それでは生活が』というと、カードローンを使えと言われました。

    当時20億円もの不良債権を抱えていた会社の融資を『金融庁検査が入るから』『検査が終わったら振り戻すから』と、私が携わった会社の社長を騙して債権飛ばしをしておきながら、この地域の有力企業を破綻に追い込みました。

    そんなことしている金融団なのに、残務整理に入っている我々にも手加減なしです。

    でも、当時から企業再生の実務をしていた私からすれば、それは当時の私に降りかかった特別な事ではなく北海道に限らずどこでも聞かれた話です。

    私はコロナ禍の中で、多少対応のおかしな銀行を批判していても、何も変わらないと思います。

    金融庁も、ちゃんと金融や地域の実情を理解する努力、金融機関も下らないプライド、そしてその鏡映しとてある、出世できなかった残念、エリートになれなかったコンプレックスを捨てて

    ちゃんと世間一般と同じく、共に生きる姿勢で職務に望んで欲しいです。