(続)まちを耕す

糸魚川は北陸新幹線の停車駅ですが、糸魚川から長野県の松本までを風光明媚な大糸線が結んでいます。

松本から南小谷(みなみおたり)までの南線は電化されており、新宿からは特急あずさも乗り入れていますが、20代の頃、新宿から夜行急行にビール片手に飛び乗り、左の窓側に陣取り、大糸線からの朝焼けの北アルプスを堪能したことを思い出します。

南小谷と糸魚川の北線はうって変わって非電化区間となり、ディーゼルカーが単行するローカル線ですが、糸魚川から姫川沿いに唸りながら登っていく旅は、ワタシにとって印象に残る車窓の十指に入るものです。

最後に、ハカセの写真館より大糸線北線です。いずれも2009年4月19日。

南小谷〜中土
南小谷〜中土
頸城大野〜姫川

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コメント

  1. 寺岡雅顕 より:

    【新宿発南小谷行急行アルプス〇号】
     懐かしいです。

     新人の時、初めて北アルプスに連れていかれたのが、1973年5月の白馬3山(白馬岳・白馬杓子岳・白馬槍ヶ岳)でした。雪をたっぷりまとった後立山連峰が、朝陽で赤く染まっていく様を、列車の車窓から見た時の感動は、今でも忘れられません。

     もう一つの思い出は、新宿駅アルプス広場(初めの頃はホームに直接並んでましたが、その後東口にアルプス広場ができ、それが南口に移転)に明るいうちから並んで乗車順番を確保。列車が入線すると窓から特大のキスリングを入れていた思い出です。

     夏合宿・冬合宿の時には、一人当たり特大のキスリングに40Kg~50Kgを背負っている為、通路から荷物を入れることができませんでした(笑)。

     なかでも、冬山の時は、スキーヤーグループの楽しそうな夜通しの会話が、少しでも寝ておきたい我々には、うるさくて仕方がなかったのを覚えています。

  2. ARC より:

    40数年前、姫川に沿って糸魚川まで抜けたことがありました、車で。
    その時は青木湖付近にいて、高山から日本海に出るつもりだったのが、安房峠が雪か何かで通行止めになって途方に暮れていたところに、親切そうな?車を見つけて糸魚川まで送ってもらったのでした。
    北線側の道路は南側とは大違いで、斜面にへばり付いてクネクネ、シェルターの連続、川を見れば巨石ゴロゴロ、山を見れば砂防ダムだらけ。あらためて「中央地溝帯」の荒々しさを実感したものです。
    そんな道路なので糸魚川までは結構な時間を要しました。車中では「新潟に入ると道が急によくなるんですよ」 なんて話しながら。

    この数年、姫川沿いを何度か、やはり車で走る機会がありましたが、かつての難所はトンネルが通じ、糸魚川にも難なく着いてしまいます。
    イヤハヤ便利になったもんです。反面、あの景観は、目を凝らさねば見つからないくらいになってしまいました。