🚩政府系への丸投げは違うでしょう

昨晩の日経電子版に、日本政策金融公庫の資本性劣後ローンの決定件数が10月末現在、733件(決定額は1374億円)になったとの記事がありました。

中小小規模事業者にとって心強いことと思います。

日本政策金融公庫の資本性劣後ローンの利用条件の中に「原則として、民間金融機関等が日本公庫の融資に合わせて、または融資後一定の期間内に、新たな融資を行うこと」と入っていますが、民間金融機関の中小小規模企業を真摯に支えていくという姿勢が必須となります。

日本政策金融公庫は短期資金の取り扱いはなく、融資先の常時モニタリング、伴走型の事業支援には自ずと限界があり、この役割はメインバンクである協調先の民間金融機関にあるといっても過言ではありません。

経営改善・事業再生を軽視してきたレイジーバンクだと、赤字補填機能を政府系の資本性劣後ローンにぶん投げて一丁あがり的な対応をしかねません。

そうなれば資本性劣後ローンは単なる先送り。これでは本来の趣旨とは違いますね。

協調する民間金融機関の動向をしっかりフォローすることが不可欠です。

昨日の資本性劣後ローンに関するブログに対し、山背の達人をはじめ皆さまの示唆に富んだコメントをいただいたことに感謝いたします。 資本性...

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