🚩体力のないトップ地銀の地域が危ない

中小小規模事業者の借入の多くは信用保証制度によってカバーされていますが、地域における中核企業や中堅企業となると地域トップ地銀に支えるだけの体力があるかどうかが重要なポイントになります。

全国を見ると、何処とは言いませんが、トップ地銀の体力に心配な地域があります。

コロナ禍で一番打撃を受けているのは飲食、宿泊、観光のところですが、こういう業種への依存が高いにも関わらず、旗艦ホテルのリノベーションは遅々として進まず、飲食店の売り上げも激減、百貨店も閑古鳥、それに対し与信費用の増加による赤字化を嫌い、手をこまねいているトップ地銀という図式。

こういう銀行こそ金融機能強化法による公的資金で資本充実することで、地元中堅中核企業のテコ入れを図るべきなのですが、そうはならず、何を考えているのだ、、、

こういう思いを、10年間にわたる金融庁での金融機能強化法審査の仕事をする中で、ずっと持ち続けていました。

そういう銀行はコロナ禍の今もゼロゼロ融資をばら撒くだけで、地元企業の事業改革支援には背を向けています。

地銀再編やSBIの地銀出資のネタ探しに躍起になっているメディアの皆さん、もっと本質的なところに目を向けてくださいよ。

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