西川善文さんの生前のインタビューをまとめた「ラストバンカーの遺言」(講談社新書、2021年3月)の中で、一番印象に残ったのは第5章の最後、トップのサクセッションの箇所でした。
~苦労に学ぶという点でつけ加えると、トップが後継者を選ぶとき、自分がしてきた苦労を引き続きやれる人間かどうかを見極めることが大事だろう。たとえ自分が苦労している間の直属の部下だったとしても、状況がよくなれば甘くなる人物と思われるなら、後継者として適任ではない。苦労に学べる人、苦労を引き継げる人が最適な後継者である。(原文通り)
地域銀行で指名報酬委員会の仕事をしていますが、試行錯誤の連続です。
西川さんの視点はいままでありませんでした。頭にしっかりとインプットします。