千葉銀行と武蔵野銀行のアライアンスが5周年を迎えました。
この数年、地域銀行の再編、資本統合に関する大合唱がありますが、答えは出たようですね。
◎3月29日、日経電子版「千葉銀行と武蔵野銀行、提携効果5年で143億円~検証 千葉銀・武蔵野銀提携5年」より、
~アライアンスが誕生した当初は収益拡大やコスト削減による提携効果額は5年間の累計で100億円と見込んでいたが、実績は143億円に上振れする見通しだ。営業収益(トップライン)の増加分が8割を占めており、収益力の向上に貢献している。
◎3月31日、日経電子版「千葉銀行と武蔵野銀行、統合せず「ウィンウィンで」~検証 千葉銀・武蔵野銀提携5年」より、
――将来は経営統合を目指す可能性はありますか。
長堀氏「互いに独立経営を維持しつつ、地域のためにできることを提供する方針に変わりはない。5年間の実績を通じ、提携なら自行の独立した判断で顧客のためになるサービスを提供できると確信した。あえて統合を選択する必要はない」
佐久間氏「両行の下に同額出資の会社をつくり、組織として動ける体制はとっている。今はそれでいい。今の体制に比べ、統合や合併によるメリットがあるかといえばない。ウィンウィンの関係をずっと維持していく」