ハカセが推奨する松本清張さんの「張り込み」の映画を見ました。
ワタシにとっては忘れられない1974年版「砂の器」(加藤剛さん主演)、その野村芳太郎監督の1958年の作品です。
刑事二人が横浜駅で鹿児島行の夜行急行列車(急行「さつま」らしい)に飛び乗り、満員の三等車の床に座って、犯人の潜伏する佐賀に向かう姿は、ワタシが小学生の頃の東京から島根県への移動の風景を思い出させます。
冷房なんてもちろんなく、ランニングシャツ一枚になっている人もいます。
夜が明けて山陽本線に入ると牽引機がSL(C59)になり、瀬戸内海や広島駅が出てきます。
50数年前に呉線で余生を過ごしていたC59やC62は、「張り込み」の時代は看板スターです。
ハカセが何度も見るわけがよく分かりました。次は東京物語、これもハカセのオススメです。