週末は岡山ダイアログ5月会にリモート参加しました。
「人・組織が行動を変容させるに何が必要か?」というテーマ、スピーカーは橋本卓典さん。
ダイアローグ事務局の武田徳人さん(岡山財務事務所)のインビテーションには「捨てられる銀行4ー消えた銀行員」の中にある以下の文言が入っていました。
~変革を起こしたければ、変革を志す変人の密度を高めた「危険地帯」をつくり出し、その「危険地帯」をいくつも用意すれば、臨界状態となり相転移は起きやすくなる。
久しぶりの橋本ワールド、大いに刺激を受けました。
~モノ・サービスという組織経済は基本単位が「組織」、しかし、学びは「ネットワーク」 →分散する知性をネットワークで拾い集め集合知とする。(橋本さんのレジメより)
~これからの時代は「時間の管理」が重要になってくる →相手の「時間」を大切に思うこと。相手のかけがえのない「時間」を無駄にしないこと。(橋本さんのレジメより)
コメント
京都信金は「おせっかいバンカー」「まちの人事部」、浜松いわた信金は「伴走支援を超える経営者のビジネスパートナー」、きらやか銀行は「福利厚生・経営管理のプラットフォーマー」、豊和銀行は「売り手のみならず、買い手の経営課題を解決して、継続商流をつくる」と言い始めています。発せられた言葉には、何かしらの意味や背景事情があります。「これらは本質的に何を言っているのだろう」と、考えています。私なりの見解は「他人事金融から自分事金融への転換」です。「自分事金融」にこそ付加価値があり、生き残りの道がある、ということです。そして、いずれも共通しているのは、基本単位である「相手の時間」を大切にしていること。「時間」を顧みない人間は「考える葦」ですらないということです。なぜ時間を大切にしなければならないか。それは「地域が生き残るため」です。対話も事業性評価も「手段」に過ぎません。「目的」は生き残ることだと思っています。