TOTOもと社長、木瀬照雄さんの私の履歴書、最終回を読みました。
「現場」と「正しい」の2つの言葉の出ない日のない連載でしたが、そのほとんどすべてが地域金融のリレバンに合致するもので、何度も頷きながら読んでいました。
〜すべての出発点はお客様とすると「何が正しいもの作りなのか」も自然と見えてくる。作り手の独りよがりがなくなる。「お客様の立場に立って」という言葉がある。「自分ができる範囲で」という枕詞(まくらことば)が付いてしまいがちだが、それでは駄目なのだ。尽くし続けてこそ、良品が生まれ、生活者は満足する。この満足はさらに次の満足を求める。だからこそ期待以上の満足を提供し続けていかなくてはならないのだ。(中略) 1カ月間、私とTOTOに纏(まつ)わるお話をしてきた。「TOTOが世の中からなくなったとき、お客様、社会は困るだろうか」と問い続けてきた。突き詰めれば「TOTOは、何のための会社か」をお伝えしたかった。どうだっただろうか。(記事より)
世の中からなくなったらお客さま、地域社会は困るだろうか、この気持ちを忘れたら、捨てられる銀行に一直線です。
今日の記事にインスパイアされたことは、リレバンは「現場」発で「正しい」ことを行うこと。正しく儲けること。
「リレバンは儲からない」、
リレバンにネガティブな人たちの常套句ですが、それは正しくないことをやって、リレバンだと嘯いているだけ。
これを旅芸人ブログでは、なんちゃってリレバンといいます。
正しいことをやらせなければ、まともな人たちは離職します。あたりまえ。