🚩若手中堅、地元企業への出向

2003年3月28日に公表された、

「リレーションシップバンキングの機能強化に関するアクションプログラム~中小・地域金融機関の不良債権問題の解決に向けた中小企業金融の再生と持続可能性(サステナビリティー)の確保~」(→リレバンAP)

https://www.fsa.go.jp/news/newsj/14/ginkou/f-20030328-2/01.pdf

の「取引先企業に対する経営相談・支援機能の強化」の中に、以下の項目があります。

~各金融機関に対し、中小企業等の財務・経営管理能力向上を支援する「地域金融人材育成システム開発プログラム」等について協力を要請する(リレバンAP、p3)

リレバンAPは、リレバンのあり方を検討した金融審議会のワーキンググループ(WG)での議論をまとめたものです。

WGの席上、ワタシはそれまでの地銀向けのコンサル仕事の中で有効だったことを踏まえ、「若手中堅の取引先への出向こそが、地域金融機関の人材育成」との発言をしています。

本日の日経静岡版「地元企業に出向~経験生かし戦略」を読んで、このことを思い出しました。

〜静岡銀行の柴田久頭取は30代に静岡県内のメーカーに出向して工場移転プロジェクトを担当した。メーカー側の担当者として金融機関から提案を募ったが、集まった提案が必ずしも企業の意向にそっておらず、「顧客から見た銀行について深く考えた」という。2017年に頭取に就任した柴田氏は自ら経験した地元企業への派遣を制度化し、現在も多くの行員が出向している。(同記事より)

「私の発案で19年12月後半に、当行を退職した若い人たちと懇親会を開いて、28人が来てくれた。(当行から)民間企業に派遣しているのとまった...

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