🚩ここにはこだわります

7/29、7/30の日経電子版「試練の東北地銀 フィデアHDの模索(上)(下)」を読んだのですが、本質を突いています。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC14E3Z014072021000000/

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC265O20W1A720C2000000/

~「資本統合したらもっとできることがあるんじゃないか」。両者の思惑が一致し、交渉は一気に進展した。(記事・上より)

とあります。

資本統合には既存株主を納得させるだけの裏付けとそれを実現するだけの決死の覚悟が前提ですが、フィデアホールディングス入りを決めた東北銀行に果たしてそれがあったのか?と疑いたくなる文言です。

日銀の当座預金特利などの再編を後押しする施策や、資本統合で発生する負ののれんによる特別利益の存在が垣間見えるのは、ワタシのメガネの曇りのせいでしょうか。

そもそも、以下の記述からは顧客本位という視点は感じられません。

~「フィデアHDの有価証券運用実績やノウハウは地銀トップクラス。羨望のまなざしで見ていた」。東北銀の村上尚登頭取は経営統合を発表した記者会見で、統合の魅力を強調した。(記事・下より)

~東北銀のフィデアHD傘下入りの決断には、22年4月に予定される東京証券取引所の市場再編の影響も取り沙汰される。最上位の「プライム市場」の上場基準として発行済み株式の時価総額が100億円以上などと定められているが、東北銀は約95億円にとどまる。約220億円のフィデアHDの傘下入りは「岩手県内の他行との経営統合が難しいことも、きっかけだったのでは」(金融機関関係者)との見方がある。(記事・下より)

まあ、資本統合は経営判断であり外野がとやかくいう話ではありません。どうぞご勝手になのですが、

旅芸人ブログ(6日)では「株主総会の一週間後の発表はガバナンス的にいかがなものか」と書いています。

ここにはこだわります。

余計なお世話でしょうが、、、

某メディアの敏腕記者X氏から質問がありました。 「東北銀行のフィデア入りの発表が株主総会の直後って、不可解ですよね。」 たしか...

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