日曜日は乗り鉄紀行。
今日は宮崎県の高千穂線です。
日豊本線の延岡駅を起点とするこの線は、学生時代から気になる存在であり、当時は日ノ影線(日ノ影までの37キロ)という名称でした。
1972年に日ノ影から高千穂まで延長となり、高千穂線と改称し、天岩戸など神の国に鉄道が届いたということで注目度がアップ、ワタシも1975年に全区間を往復しています。
下り列車で高千穂に向かう時、天岩戸駅に到着する直前に、当時日本で一番高い鉄道橋「高千穂橋梁」で列車が停車し、御神楽が突然スピーカーから流れたときにはビックリしました。
高千穂線は第三セクターを経て、2008年に廃止となりましたが、高千穂駅~天岩戸駅~高千穂橋梁が保存鉄道(高千穂あまてらす鉄道)として存続しているのは嬉しいことです。
最後にハカセの写真館。
SL貨物列車の写真は1972年2月のものですから、国鉄・日ノ影線時代のものです。↓
↓こちらは第三セクター時代。「しろやま」の看板は延岡城のようです。
コメント
高千穂線には、行縢、吐合、川水流など唆る駅名があって楽しみにしてました(行ってみればタダの駅ですが)。
延岡から高千穂入りしたのは、工場勤めで休みもなく酷使されてた頃なので昭和50年代前半でしたか。
高千穂橋梁ではお約束通り徐行してくれたし、真名井の滝もボートから眺められて、駆け足ながら満足の旅でした。
このあとバスで高森に抜けましたが、道はクネクネの山越えで時間もかかり、ここに鉄道を通すのかい、と訝しく思ったもんです。(実際には長いトンネルを掘る計画だったようで)
今はバスでも66分、ビックリです。(だけどコロナで全面運休だって)
話変わって
「SLのいる風景」とはよく見るタイトルですが1枚目はまさにピッタリ、まるで凝縮した模型のよう。
形のよい民家がまずいいなあ。
屋根瓦や石垣の風情がいいし、よく見ると軒には干し大根、庭では二人が作業中。
横の小ぶりな耕作地も模型的。
庭先を通るような鉄道の方もやけにスッキリしていて、よく手入れされた路盤、碍子ばかりが目立つ電信柱など作り物みたい。
荒廃とは縁遠い、整った昭和の農村風景が凝縮されています。