🚩楽なことだけモノマネ族

長い間の護送船団方式の名残りで地域金融機関の多くはモノマネ族です。

モノマネは悪いことではないのですが、最近は地域金融機関にしても信用保証協会にしても楽なところだけをマネる傾向が強いですね。

好事例があると視察に行くのはこの業界の常ですが、組織づくり(部署の創設)、ハコモノづくり(子会社とか)、外部連携などを模倣すれば同様の成果が出ると思っているところがあります。

一番難易度の高い、現場の意識変革をどのように促したかといった勘所にはあまり目が届いていないように感じます。

そして思うような成果が上がらないと、他地域の好事例は特殊解であるとの理由探しに走り、モノマネ作戦は終了となります。

モノマネは現場の意識から、その前に経営者自身の意識変革ですね。

以前もこのブログで書いたかもしれませんが、多くの地域金融機関は「業界他社の事例」を知りたがり、そこに視察をするという性癖があります。訪問さ...

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コメント

  1. 長川康一 より:

    どこもかしこも、「リスク」があるかないかばかり気にし、自分で判断・結論を出せない世の中です。
    やっていることは、結果が出ているものの後追い。しかしそこに、やると決めた見解や意義・目的は曖昧なままで、ただやって時間を稼いでいるだけ。
    これで済ませて安心していることが怖い。
    今、存在が問われる事態となった時の「リスク」を考える必要があるのではないか。
    「本当にやるべきこと」を確認する必要があるのではないか。