ワタシが飛鳥山を訪れるキッカケとなったのは渋沢栄一邸ではありませんでした。
「坂の上の雲」です。
秋山好古が陸軍士官学校を受けた際の試験問題の作文のお題が「飛鳥山ニ遊ブ」。
花見の名所で東京では子供でも知っている地名に馴染みのない伊予人の好古は、飛ぶ鳥が山に遊ぶと道後温泉のことを書いてしまうのです。
東京の中学、高校に通っていながら飛鳥山を知らないのはまずいとばかり、都電で飛鳥山まで行くことにしました。
住んでいた大田区、世田谷区、そして高校のある渋谷区を除くと、未知の地が東京に多いことを痛感し、「東京オアシス散歩」というガイドブックを購入したことを思い出します。
写真は飛鳥山公園。ハカセらしく公園の風景ではなく都電やD51の写真です。