ジンテックセミナー「両利きの地域金融」第二回、リアルで視聴しました。
第1部の遠藤さんと中竹さんの対談は、昨年6月の対談「今求められる組織の心理的安全性とリーダーシップ」(ジンテック社よりDVDで広く配布されましたので多くの方々がご覧になったと思います)の続編です。
組織文化とリーダーのあり方、組織改革のポイントにつき中身の濃い対話となりました。(モデレータは日下さん)
第2部は3人の女性パネラー(淡路さん、衣川さん、枝廣さん)のディスカッション(モデレータは橋本さん)。
ダイバーシティが生み出す組織文化の変革、それが導く地域金融・中小企業金融の大きな広がりを期待させる話でした。
今やリレバンの重要性に異論を唱える地域金融機関はほとんどないと思うのですが、多くの金融機関においては未だに「属人的」「イベント的」にとどまっており、メディアもそれを好事例として取り上げています。
しかるに組織的継続的に行われている金融機関はほとんどないと思います。
「組織的継続的」という言葉は平成23年の監督指針からしっかりと書き込まれているのですが、10年を経ても浸透しません。
業績評価を見直すといった試行錯誤がなされているのですが、これは見える世界、左脳の世界での話。これだけでは十分ではありません。
見えない世界、右脳の世界に踏み込まねば、すなわち大きな壁となっている組織文化にメスを入れなければ、組織的継続的リレバンへの道は開けないことを昨日のセミナーで学びました。
いずれジンテック社のホームページで見返り配信されるでしょうから、再視聴したいと思います。
コメント
組織文化の改革は、メガも取り組んでいます。遠藤さんが提唱された「右脳を耕せ」とは「計測できない世界」のことです。プロセス、コミュニケーションを計測仕切ることは、不可能に近いと思いますが、迫ることはできると思います。すべてに勝る上位目的の「幸せ」です。これをお花畑と呼ぶ方々は、最先端の組織研究への学びが足りません。ドラッカーも指摘している通り、人と人の協力関係は数値化できず、会計には落とし込めません。
オンラインで、お聞きしました。地域金融のミッションは、お金を届けるだけではなく、幸せをお届けすることだな!と強く感じました。
それは、まず自分たちが変われば、できることで、組織はつられて変わる、ということ、だと思いました。