今年も残すところ3週間。
日曜日の乗り鉄紀行、今年の残り3回は北陸本線。
その第一回は倶利伽羅峠です。
木曽で兵を挙げた源義仲は越後の平家方を撃破し、北陸道を京に向かいます。迎え撃つ平家の総大将は平維盛(清盛の嫡孫)。源平の大会戦が行われたのが越中・加賀の国境、倶利伽羅峠です。
平家物語における倶利伽羅峠の合戦の話は以前に旅芸人ブログに書いていますが、
源平盛衰記の方には木曽軍が数百頭の牛の角に松明(たいまつ)をくくりつけて、平家方に向け放ったという記述があります。
ことの真偽はさておき、金沢からの帰路、北陸本線で倶利伽羅駅を通過し、前方に山が迫ってくると、火牛の群れが落下してくるのではと身構えたものです。
いまは新幹線で長いトンネル区間となり、源平盛衰記を思い巡らすことができなくなったのは残念です。
ハカセの写真館には、北陸本線の倶利伽羅峠付近を走る特急寝台列車がありますので、紹介します。(いずれも2009年8月7日)