「中小の過剰債務削減必要 倒産、反動増の懸念、資金調達手段の多様化を」
との日経朝刊の東京商工リサーチ・友田常務の記事を読み、
https://www.nikkei.com/paper/article/?b=20220114&ng=DGKKZO79201520T10C22A1EE9000
~不況から好景気に向かう転換点に倒産が増えるというのが通説だ。資金需要が増えることで運転資金がまかなえなくなるためだ。(記事より)
との“通説のステージ”になかなか入ることができない現状(→だから倒産が低水準)を再認識しました。
~日本政策金融公庫ではコロナ対応融資の56%で元金の返済が始まっている。一方、8%の企業は返済猶予や追加融資を受けている。想定の中では最悪の水準だ。(記事より)
こういう状況のもと、先日、某地域の企業経営者の方から「地元の地銀が条件変更に応じてくれない」という悩みを打ち明けられました。
その企業だからの話なのか、その地銀の一般的な対応方針なのかは定かではありませんが。
そういえば、その地銀が組織的継続的な経営改善/事業再生支援に真剣に取り組んでいるとの話は聞いたことがありません。
店舗統廃合のニュースはやたらよく聞くのですが。
コメント
ボリュウーム志向の現今、大きなものには甘く小さなものには厳しくなっているように思います。みんながしていることが正常でみんながしていないことが異常。
ある武道家は、みんなが思考停止している社会では、思考停止しているのが「普通」なのだ、それが現代日本社会の病態なのだと。