地域金融機関トップの年頭挨拶、メディア・インタビュー記事の内容を踏まえ、それぞれの金融機関のディスクロ誌やIR動画などを見てみました。
DXやSDGsの視点も含むビジネスモデルのレベルアップや、効率化のための構造改革の施策は盛りだくさんなのですが、
担い手となる「ヒト」のところとなると、ほとんどが「人材教育」の一言であっさり片付けられています。
ヒューマンアセットの能力発揮、そのための施策こそが最優先と思うのですが、それを感じることができません。
昨年9月24日の旅芸人ブログ「構造改革の前に意識改革」では、JAL改革が役職員の意識改革から始まったことを書いています。
以下、同ブログより一部を書き出してみます。
~(JALの改革は)最初はリーダー研修からスタートしました。仕事をしながら、1ヵ月で17回、しかも事前学習、事後学習、報告書も出してくれというようなハードスケジュールを課しましたからね。そりゃあ、最初は「何考えてるの?」というような厳しい空気でしたよ(笑)。下は上を見てるんです。いくら綺麗事を言っても、上司が違うことをやっていたら、これはダメですよ。だからまず、リーダー研修から始めたんです。意識を改革し、数字を徹底すれば、現場は必ず変わります。
地域金融機関の役員幹部の皆さん、
まずは、ご自身の「意識改革」からじゃないでしょうか。