9年前の旅芸人ブログです。
某県でトップ地銀の全支店長とTKC会員の税理士が参加した会合での話です。
タッグを組んで中小小規模事業者を支援しようと大いに盛り上がったことが思い出されます。
同様の取り組みを他県でも展開と、準備をしていただいていたのですが、ワタシの長期入院で頓挫したことをお詫び申し上げます。
そのときのパワーポイント資料を見ましたが、コロナ禍の今もそのまま通用する内容です。
リレバン、課題解決、資金繰り支援プラス本業支援、コンサルなどなど、言葉は違っても、フォーカスの角度が違っても、2003年の「リレバンあり方検討会」以来、やるべきことは同じです。
それが20年近く経過しても、単発取り組み、属人的、イベント的なものから組織的継続的なものとならないのは、企業風土が変わっていないからです。
かつて金融庁が金融仲介などのベンチマークを導入する際に、最終ゴールとして企業風土が検討されていましたが、そこに至らなかったことは残念と言わざるを得ません。
企業風土変革のベンチマークの第一歩は、経営陣の意識改革です。
昨日のみずほFGの記者会見でも指名委員長が企業風土改革について言及しています。
コメント
◆時代遅れの成功体験を持つ方たちの意識を変えるのは至難の業。
「若い職員が裁量権を手にしたとき、初心に戻ってその裁量権を発揮できる人材をどのように育てるか(どのように守るか)が、自行と地元の将来を左右する」
今から15年前、母体行で融資企画部を立ち上げた時の議論です。
◆当時は、「2050年に生き残り、地域に必要とされる銀行でありたい」と、40年先(当時から計算して)を見てましたが、コロナで、そんな悠長なことは言ってられない状況になってしまいました。
人間の体が病気になった時、対処療法が根本解決にならないことは皆さんご存じのことです。
今までの生活を反省したり、悪い原因を取り除きます。
手術の痛みや副作用のみならず、大好物が食べられなくなったり、後悔したり、心も身体も苦しい思いをします。
例えばお客様本位の取り組みなどは「どうやって実行しよう」よりも先に「反省会」をしているのかが気になるところです。
私がお客様本位でどのような活動をしているのか、をお話しするのは反省の無い人には対処療法でしかありません。むしろ良くないことになります。