17日の日経朝刊、経営の視点「ゲームチェンジの気概持て トップは無形資産に定見を」(渋谷編集委員)から、
https://www.nikkei.com/paper/article/?b=20220117&ng=DGKKZO79267650W2A110C2TB0000
~21世紀の経営者に求められる資質は何か。多くの要素があるだろうが、筆者はその一つとして「知財・無形資産への定見」を挙げたい。他人に左右されない、その人なりの見方だ。トップに求められる「知財・無形資産への問題意識」は、自社の特許がどうの、商標がどうのといった細事ではない。社内外の知財・無形資産を総動員し、新たな事業モデルを築き上げ、いわば世界に「ゲームチェンジ」を仕掛けていく気概だといえる。(本文より)
無形資産をヒューマンアセットと読み替えれば、地域金融機関にとってもあてはまる話だと思います。
日々お客さまと向き合っている現場が持っている問題意識や知見こそが、地域金融機関の知財・無形資産です。
規制時代の過去の成功体験で硬直しきった経営陣や本部による旧態依然としたノルマ主義の施策が、知財・無形資産を破壊しているのではないでしょうか。
コメント
ちょっと、古いですね。
時代はもっと先に進んでいます。すでに「計測できない世界」の方が重要であることは常識です。メディアと、金融機関が遅れているだけです。
知的資産、無形資産だけではなく、無形負債にも目を向けねばなりません。
さらにその無形資産、無形負債とは何かまで、探究は進んでいて、モチベーション、グリッド、Emotional intelligence、多様性、心理的安全性、ネットワーク、リカレント教育、幸福、最近では個性学にまで、研究は進んでいます。
今ごろ「提言」してどないするのでしょうか。計測できる世界しか見ようとしてこなかったメディアこそ、反省せねばなりません。