🚩地銀上場の意味を改めて問う

本日の日経電子版、コンコルディア大矢社長のインタビュー記事、

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB2000H0Q2A120C2000000/

「SBIホールディングズによる新生銀行へのTOB(株式公開買い付け)では、株を持つ預金保険機構が新生銀の買収防衛策に反対する方針を固めていました。PBR(株価純資産倍率)が0.1倍や0.2倍ではいつTOBの対象になってもおかしくありません。地銀が上場する意味が改めて問われています。」

との質問に対する大矢さんの回答は以下の通りです。

「上場する以上は業績を拡大していくという意思を株主に示す必要がある。一方、成長の絵を描けず、地域の役に立つ信用金庫のような立場に存在意義を見いだしていくのなら、上場している意味はない。とはいえ、上場企業が銀行しかないような地方においては、非上場になるインパクトはとてもある。株主も地元の人が多いし、そういう方々の資産形成にも影響をあたえる。なかなか決断は難しいだろう。」

大矢さんの回答には基本的に違和感はありません。

コンコルディアの話はさておき、

地銀幹部の話を仄聞する限り、驚くことに、自らが買収される可能性を真剣に考えている人はあまり多くないように感じます。

最近はわかりませんが、少なくとも数年前には「負ののれん」の意味を理解しているのか、と疑うような事象があったのも事実です。

だから、

地域銀行のほとんどが、イノセントに東証プライム市場を選択するのでしょうか。

それとも、企業価値を上げる絵が描けないから誰からも買収されることはない、とでも思っているのでしょうか???

7月30日の日経電子版記事「試練の東北地銀 フィデアHDの模索㊦」 の中にあった次の文言にはビックリしました。 真偽の...

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする