「地域金融機関が今やるべきは、コロナ禍で存亡の危機にある中小小規模事業者の支援への全力投球であり、再編ではない」
1年半前に当時の菅首相による地銀再編の話がでたときにワタシが発信したメッセージです。
このような経営姿勢が明確に出ているのが、本日の日経中部版に掲載された名古屋銀行の藤原頭取のインタビュー記事です。
「新型コロナの流行が収束せず、企業を取り巻く環境は依然として厳しい。顧客を全力でサポートする姿勢が重要で経営改善を支えるために時間を割きたい。資源が限られる中、仮に当行が経営統合に動けば目線が内向きになる。今は顧客目線が大事だ。」(記事より)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFD026K80S2A200C2000000/
競合する2行、愛知・中京の合併に関するメッセージから、顧客本位の業務運営を追求するとの視点が感じられないのと対照的です。