先週公表された「金融仲介の発揮に向けたプログレスレポート」です。
https://www.fsa.go.jp/news/r3/ginkou/20220630-4/01.pdf
https://www.fsa.go.jp/news/r3/ginkou/20220630-4/02.pdf
「ぶら下がるだけの地域金融機関の居場所はなくなる」
それが、目を通した直後の読後感です。
メインもしくはそれに準じる役割を担おうとの意欲を持った新規先への踏み込みなら良いのですが、安易な取引先数を増やすというだけの活動にどれだけ意味があるのでしょうか。
コロナ禍で、地域金融機関の取引先数は、本気で向き合う事業者との取引に収斂されていくであろうと思いきや、現時点では逆。
取引先は増える一方、一旦小休止したものの、コロナ禍でまたアクセルを踏み直したというのが同レポート23ページの【図30】↓からもわかります。
嬉しかったのは、9ページ「各地域で広がる事業者支援ノウハウ共有の取組みへの後押し」の項で、近畿財務局での水野教授のゼミや伊藤貢作さんの島根銀行での取り組みが紹介されていることです。
こういう取り組みが全国に広がることを強く望みます。