🎤近畿財務局主催の水野ゼミに参加しました

5月24日のブログ↓で発信した水野塾の本年度の最終回が昨日、近畿財務局において行われ、参加してきました。

近畿財務局を訪れたのはリレバンあり方検討会議の2003年夏以来です。

先週金曜日、20日夕刻のNHKニュース(関西)で、 「正念場 ゼロゼロ融資 返済本格化へ 地域経済守れるか」 が放映さ...

経営改善支援、事業再生支援に的を絞った信用金庫、信用組合の方々を対象とする、このような取り組みを毎年行なっている近畿財務局の皆さんのご尽力に心から感謝します。

水野先生が高速道路内の交通事故による大渋滞に巻き込まれるアクシデントもありましたが、橋本卓典さん、林博さんの獅子奮迅の活躍で乗り切りました。BCPが機能しました❗️

ワタシの方からは、

~経営支援や事業再生支援こそが労働集約型の協同組織金融機関の中核にならねばならない。

~プロダクトアウトの物売り金融は賞味期限切れ。案件を追うだけ、借り手の業況が悪くなったら逃げる「ぶら下がり金融」は銀行法一条に反する行為。

~ゼロゼロ融資で一丁上がりは資金繰り支援ではない。

~金融機関はあくまでもお金のプロであり、自己完結型のコンサルはできない。自前ではなく外部連携による事業変革支援をおこなうプロデューサー機能を強化すること。ただし外部への丸投げは厳禁。

といった、いつもの定食メニューを話しました。

「意識改革が難しい。そのためにどうすれば良いか」

との質問があり、

「優越的地位があり、敷居が高いと思われている金融機関ほど意識改革は難しい。協同組織金融機関にはこの点では優位性がある。」

「経営支援の仕事を全職員運動とすることが意識改革につながる。なぜならこの仕事は上から目線では絶対にできないし、顧客本位でなければできない。経営支援/事業再生支援には銀行業務のすべてが含有されている。ソリューションとか、コンサルとかは、そのための手段に過ぎない。」

と回答しました。

水野塾のような取り組み、全国の財務局で是非とも行ってもらいたいものです。

昨今、地域金融・中小企業金融への注目度がアップ。いつになく地銀再編などの論考が多く発信されています。 興味を持つ人たちが増えるのは大...
そうそう水野先生の話、大事なことを書き漏れていました。 橋本さんがブログへのコメントでフォローしてくださいました。 必見です。...

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コメント

  1. 橋本卓典 より:

    こうした勉強会が、国の施策よりも遥かに意味があると思います。もっと意味があるのは、企業支援の実務家が組織に入り込んで、事業会社を一緒にまわり、実践を見せることですが。