中国地方に本店を構える27の協同組織金融機関(信金20、信組7)の3月末決算に関する日経中国版の記事「中国5県27信金・信組、7割が最終増益 22年3月期」ですが、
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC251GW0V20C22A7000000/
税引き後の利益、トップ3を見ると、
第1位は19期連続の経常利益増収の広島市信用組合で、その取り組みは旅芸人ブログでも何度も発信しています。
2位の広島信用金庫は中国地方唯一の預金貸出ともに「兆円規模」の協同組織金融機関。
3位は笠岡信用組合(岡山県)です。
数年前に笠岡信用組合の山本理事長(当時)とお話ししたことがありますが、融資、預金という協同組織金融機関の王道に着実に取り組む金融機関と感じました。
こういう協同組織金融機関こそ、軽減税率の対象先に値します。
70ページのディスクロ誌に目を通しての感想は、融資に関するページの比重が大きいこと。
融資に関する丁寧な記述が印象的です。
昨今、地域金融機関の本業支援~コンサルや事業の多角化が耳目を集めますが、確固たる顧客本位の金融仲介の土台があってのこと。
金融仲介が儲からないからと安易に飛びつくようなものではありません。
さらにいえば、収益が安定的でない中小小規模事業者に対し、しっかりと向き合い、業況が悪くなっても逃げない姿勢で伴走している金融機関が儲かっていないとは思えません。