本日の日経電子版
〜高リスク「仕組み債」重点検査へ 金融庁・監視委、苦情報告相次ぐ 9000万円の投資「評価ゼロ」も
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB055SR0V00C22A8000000/
を読み、市場部門で長年仕事をした経験のある人間として情けない限り。
素人さん相手にやることじゃない。
金融庁が「顧客本位の業務運営」を謳い、地域金融機関に求めた規律づけはどこへ行ったんでしょうか。
〜仕組み債はもともとプロの機関投資家向けに開発された商品。「ノックイン」「ノックアウト」など専門用語が多く、価格変動がより増幅するデリバティブを組み込み、リターンが多い半面、リスクも大きい。特に株価の大幅な下落時には大きな損失が発生しやすい。最近では高齢者など個人に販路を広げており、金融庁の調べでは、メガバンクや地方銀行、証券会社が21年度に販売した仕組み債は4兆円を超えている。(記事より)
〜地銀子会社の中には、営業収益の8割を仕組み債販売手数料で稼ぐケースもあるという。(記事より)
実は、
邦銀、外銀における、30代後半から40代前半までのワタシの仕事の中に、仕組み債・仕組みローンの製造販売がありました。
取引相手は機関投資家と金融機関。プロフェッショナル相手のビジネスです。
カバード・コール(保有資産等の売却の権利を売り、オプション料を金利に組み込む)のような取引相手の運用戦略、ポートフォリオ戦略と合致した仕組みが、成約に至りました。
記事中にもある通り、高齢者などの個人に対して販売する類いのものではないことは言うまでもありません。