🚩呆れた話

本日のブログ、「顧客本位の業務運営は何処へ行った」の続編です。

本日の日経電子版 〜高リスク「仕組み債」重点検査へ 金融庁・監視委、苦情報告相次ぐ 9000万円の投資「評価ゼロ」も ...

仕組み債を素人さんに販売することは、ワタシのような昔カタギのマーケット屋からすれば、市場部門の人間の風上にもおけない。

金融庁で公的資金を導入した地域銀行の経営計画を10年間審査していましたが(金融機能強化法・審査委員会、会長代理)、

金融機能強化法による公的資金を導入した地域銀行の計画書 (3年ごとにロールオーバー) の審査をする仕事をしていますが、今年で10年になります...

とんでもない事例が2つありました。

一つはブルベア金融商品を購入し、当たりポジションの方を実現益にし、やられポジションは損の先送り。呆れました。

もう一つは「仕組み債の販売」が計画書に記載されてたこと。

キャッシュリッチな事業先に販売して、その手数料収入で少しでも返済原資に充てたいとのことでしたが、中小小規模事業者はちょっとした事象で資金繰りに詰まることは想定できるわけで、公的資金を入れた銀行がやる業務とは思えません。

仕組み債の販売先は、コロナ禍で資金繰りはどうなっていることやら。

「仕組み債」のコスト開示についての記事が、本日の日経朝刊に出ています。 日証協の指針受けて大手証券会社が行うとのことですが、仕組み債...
5月27日の日経朝刊の記事、 「資金注入の条件緩和~地域金融システム不安を防ぐ」 によれば、金融庁はコロナ禍により資本が脆弱に...

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