7月6日のNHK「クローズアップ現代」において、
「画像は経営改善支援、解説は抜本再生支援」という“離れ業”(苦笑)を放映して話題になった公共放送が、リカバリーショットを打ちました。
26日のニュースウオッチ9です。(9時半ごろから5分間ぐらい)
https://www.nhk.jp/p/nw9/ts/V94JP16WGN/episode/te/QJNV199G49/
コロナ禍で売上げ8割減となった大阪の菓子舗(10数年前のロールケーキブームの牽引役)を、コロナ関連融資で時間軸を確保した上で、本業損益を黒字化すべく、取引金融機関(商工中金)が伴走支援する話です。
今回は商工中金の経営支援部門長(宮本さん)が、明快な説明しているので、クローズアップ現代のような奇妙なミスマッチがなく、視聴者の腹にストンと落ちるでしょう。
菓子舗の社長さんの言葉、
「コロナ前よりもより強い会社になった」
金融機関冥利に尽きます。
(クロ現でも解説した) 一橋大教授の最後のまとめコメントがこれ↓だったら、この企画は百点満点です。
「コロナ関連融資で急場を凌いでいる事業者の9割以上は、このような黒字化支援こそが有効である。いま金融機関や信用保証協会がやるべきはこれだ。(抜本的な再生処理をやらねばならないのは残りの一握り)」
コメント
同じ大学教授の方でしたが、味付けの仕方で見方も変わる。記事もどう書くか、番組もどう構成するか、ですね。商工中金も随分変わりました。前とは別物ですよね。
大学教授に中小企業金融の現場の話を解説させることに無理がある。
最後の〆は、実務家でしょう。