「地域金融機関が行うコンサルティングの究極は再生支援」
とのご意見を、畏友Xさんから昨日のブログのコメントとしていただきました。
「金融機関にとっての究極のコンサルは、再生支援に尽きるのではないかとも思っています。いくら調子のいい時に成長支援成長支援と言っていても、少し傾きかけたらおっかなびっくりの対応では顧客との本当のリレーションは確立できないと思います。再生支援を本気でやり切って、それでも不幸なことに倒産となる場合でも、経営者従業員のことを考えて最後まで手を携える、そんな本気のコンサルが出来たら新規取引開拓営業なんて必要なくなるでしょう。お客様の方から『そんな銀行に是非支えてもらいたい』と取引の要請があるはずです。」(コメントの一部)
大いに共感します。
「業況が厳しいお客さまを財務面から徹底的に支援するか否か」
金融機関の真価が問われるのは、ここだとワタシも思います。
財務面の支援プロセスで事業そのものに踏み込むのは当然のことですが、本来やらねばならない財務支援(ノーリスクの金をばら撒くことではない)をおろそかにしておいて、なにがコンサルティングだ、本業支援だ。
こう言いたくなる地域金融機関が少なからず存在することは残念です。
Xさんはバブル期の巨額の不良債権処理を果たし、地獄から這いあがった地域金融機関のもと幹部で、彼の言葉には経験に裏付けられた重みがあります。
コメント
その通りです。新規開拓営業など必要ありません。