🚩(続)信州合併考

地域金融機関の資本統合(合併、経営統合)は弊害の方が多く、「資本に懸念がない限りはやるべきではない、業務提携でできることを究極まで追求すべき」、つまり救済以外の合併は違うというのが旅芸人の主張です。以前から全く変わっていません。

本日の日経朝刊「八十二銀・長野銀、統合へ」

https://www.nikkei.com/paper/article/?b=20220929&ng=DGKKZO64705290Y2A920C2EE9000

には、以下の文言があります。

~長野銀行は含み損を抱えた地銀の一つだ。22年4~6月期連結決算は、純利益が前年同期比69%減の1億1300万円。その他有価証券含み損益(3月末)は約2億円の含み益だったが、6月末には約47億円の含み損に転落した。新型コロナウイルスの影響で融資先の倒産に備える与信費用が増えたことも背景にある。(中略) 八十二銀行による救済的な経営統合との見方に対し、長野市内で28日開いた記者会見で松下頭取は「そういうことは一切考えていない。

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「救済でもない限り、資本統合(合併・経営統合)はない」

ワタシの主張に対し、「例外もあること」を実証したのは、本日のブログ「信州合併考」の冒頭で紹介した金融機関です。

~「2つの銀行の取引先の大部分が重なる」のだとしたら、合併銀行にとって大きな課題となるのは、余剰となる行員の処遇であることは間違いありませ...

八十二・長野が、ワタシにとっての第二の例外となるか、

注目します。