上期の決算を控え、何人かの地域金融機関の現場の支店長さんと話をしました。
いずれもワタシが考える筋金入りのミスター・リレバンです。
顧客に寄り添い、目先の短期的な利益をプロダクトアウトで追うようなこととは無縁です。
「安心して9月30日を迎えられます」
と、右往左往している様子はまったく感じられません。
今週はある金融機関の本部の人と話をしましたが、9月になると定性評価項目の材料がどっと持ち込まれて閉口しているとのこと。
この金融機関は組織的継続的な「顧客本位の現場」への転換を急速に進めており、金融検査マニュアルの呪縛からも解き放たれている人たちが多い印象ですが、
持ち込んでくる営業店のようにプロダクトアウトの“点取り虫遺伝子”が抜け切れていない人たちがまだ残っているようです。
課題解決だ、コンサルティングだ、と言葉が飛び交いますが、それを全員運動にすることが一番難しい。
「構造改革の前に意識改革」
日本航空の稲盛さんの改革のキーワードが身に染みます。