ゼロゼロ融資で不正が発覚した中日信用金庫の役員処分に関し、読売新聞オンラインが発信しています。(遅まきながら見つけました)
https://www.yomiuri.co.jp/local/chubu/feature/CO049151/20220930-OYTAT50046/
「ゼロゼロ融資を担当していた専務理事が9月30日付で辞任した。」
とあるので、
営業推進とコンプライアンスを兼任するという荒業役員はいなくなったようですが、
言うまでもなく、この問題は役員処分や表面的な業務改善で終わるのではなく、企業風土そのものにメスを入れられる経営陣を構築しない限りは決着となりません。
ガバナンスについていえば、不祥事を踏まえ、外部からのトップと社外で取締役会を構成して徹底的な改革に臨んだ商工中金という見本があります。
中途半端な役員人事と業務改善でお茶を濁すことのないよう、行政サイドもしっかりと注視してもらいたいものです。