25日の日経朝刊「社外取の監督責任問う フジテック、株主提案で3人解任」
https://www.nikkei.com/paper/article/?b=20230225&ng=DGKKZO68767200U3A220C2EA5000
~教科書通りの体制は整っていたが、今回の総会ではその実効性があらためて問われた。社外取締役を21日に辞任した引頭麻実氏は「ガバナンスに関する考え方がフジテックと大きく異なる」と理由を説明した。(記事より)
いくつかの金融機関の社外取をやりましたが(現在進行形も含む)、一番腹立たしいのは、社外取の意見が「のれんに腕押し」扱いされることです。
トップが「参考になるご意見、ありがとうございます。前向きに検討します」というだけで、遅々として進まず。
「のれんに腕押し」がずっと放置されているのも、実効性のない取締役会、ガバナンスの欠如です。
引頭麻実さんの気持ちがよく分かります。
コメント
ガバナンスをマウンティングと考える経営者が多いのではないでしょうか。
そうした組織は結論を急ぐだけで、組織の在り方、ベクトルの方向性を真剣に考えることはありません。既得権を守ることに必死なのです。