🚩ブレないのは、他に解が見つからないから

先日、お目にかかったある地域金融機関のトップは、17年前にワタシが話したことをしっかりと覚えているとのこと。恐縮しました。

久しぶりに会う方から、「あなたの言ってることは20年前と同じだね」と、よく言われます。壊れたレコードだとも。ワタシには他の良い解が見つからないので、これしかないというのが本音のところです。

あなたはブレないといわれますが、ブレようがないのです。

かつてROEこそすべてと教祖の如く大号令を発していた人が、3年前にSGDs経営の第一人者になり、今や人的資本投資だ、ウェルビーイングだと宣うのを見ると、随分器用な方だなと感心します。

ワタシのような人間でもずっと発信していると、結構「見られている」のだなぁと驚くのですが、

地域金融機関の経営陣や現場の長ともなれば、常にお客様の目にさらされています。

地域金融にかかわる人たちは、

「お客様は常に見ている」

ことを忘れてはいけないと思います。

ワタシに地域金融の生きざまを教えてくれた信用金庫経営者の言葉です。

2013年6月21日のブログ 「やせ我慢の人が好き」で、〜 私の尊敬する某地域金融機関のもと経営者は、かつて自らのことを「やせ我慢と臆病」で...

「『お天道様が見ている』がコンプライアンスだ」

畏友Xさんのこのメッセージも大事にしてほしいものです。

昨今、「見られている」ことに無頓着な経営者や現場の長が増えているように感じるのが地域金融機関。

彼らには、この言葉を贈ります。

「名こそ惜しけれ」

司馬遼太郎さんの短編集「この国のかたち」(全6巻) は、司馬さんの急逝で未完で終わりましたが、折に触れて適宜ピックアップして読み返しています...

コメント

  1. K司 より:

    『「見られている」ことに無頓着な経営者』であればまだ改心の余地はありそうですが、心地よい言葉を発してくれる人の意見はすっと腹に入るが嫌ごとを言う人の意見は耳にも届かないという色眼鏡をかけている経営者も結構いて憂慮します。
    彼らは、自分こそ現場の意見をくみ上げている現場主義の経営者だと真剣に思っているのですから手の施しようがありません。

  2. 長川康一 より:

    K司さんの言われるように、彼らは現場重視の経営者と思っているのです。
    自らが経験してきた現場主義です。取り巻きもそうした仲間です。
    外からの強権が働かないと変わることはないのです。

  3. 北白川智 より:

    変えてはいけないものと変えていいものがあり、前者の典型例が経営理念です。
    20年前と同じことを言っているという反応が返ってくるのは、経営理念そのものではないかもしれないけど、変えてはいけない真髄を語っておられるからだと確信します。

    ROE教の教祖先生はとある講演会の冒頭に、「自分はROE至上と主張したことはない」と堂々と宣っておられました。
    海の向こうでは「競争の戦略」なる新自由主義丸出しの『ライバル殲滅指南』の教祖だった先生が、最近はCSV(コーポレート・シェアード・バリュー)が重要と、見事に宗旨替えしておられますね。

    本当に器用な方々です。
    彼らの「経営理念」に当たるものは何なのでしょうか?