昨晩の日経電子版「中部12信金、8信金で税引き利益減 23年3月期」を読んで感じたこと。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFD218F60R20C23A6000000/
各信用金庫のことがコンパクトに書かれていて、非常に分かり易く良い記事ですが、経営支援に関する話がほとんどなかったのは、さもありなんと思いました。
これは大都市圏の典型的なパターンです。大都市圏の信用金庫の事業者に対する経営支援業務は全般的に脆弱で、中部地区はその傾向が著しいです。
記事によれば、各信用金庫の貸付金伸びは1~2%に留まる中で、西尾信用金庫だけは6%とひとつだけ突出しています。
ポイントは経営支援の視点からの資金繰り支援と考えられます。
〜6%伸びた西尾信用金庫は「新型コロナ禍や原材料高など業況改善が遅れている先の資金繰り支援に取り組んだ」と説明する。(記事より)
経営支援業務は労力がかかりますが、信用金庫らしい本来業務です。
プロダクトアウト型融資のメッカのような中部地区で、本来の信用金庫らしさを出せるところが、これから伸びていくと思います。
この地域では、地域金融機関の本来業務がブルーオーシャン。皮肉な話です。
★追加、
中部地区の信用金庫についてはこちらも↓