1967年10月、東海道新幹線の終点である新大阪と九州を結ぶ『昼夜兼用』の列車が登場したときは衝撃的でした。
581系という電車特急で、夜間は特急「月光」(新大阪~博多)、日中は特急「みどり」(新大阪~大分)となり、休むことなく走り続けていました。
B寝台でも幅が広く、ベッドの設置が線路と並行ということで乗り心地が良く、この月光型車両は人気者。
ワタシがやっと乗ることができたのは1975年です。
当時、親の実家が小倉だったので、新幹線⇄夜行寝台特急で何度も乗り継ぎましたが、新大阪乗り換え(明星、あかつき、月光)の場合、東京発は19時ごろがギリギリとなり、仕事が終わってからだとタイト。
それに対し、東京駅20時発「ひかり」に滑り込み、名古屋で特急「金星」(博多行)に接続というのは好都合で、しばしば利用しました。
金星は月光型車両です。ほろ酔いでベッドに入り、朝までぐっすりでした。
写真は1968年4月に、初めて581系を見たときのもの。広島駅での特急「みどり」です。