🚩金の貸せるコンサル業

本日の日経電子版、足利銀行・清水頭取のインタビュー記事は、金融機関連携の本質が明快に描かれています。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC270J80X20C22A1000000/

県内の協同組織金融機関との連携は、ホームドクターと専門医の役割分担であるとの話は説得力があります。これも地域金融エコシステムです。

足利銀行と栃木県内の8つの信用金庫、信用組合による企業の経営支援に関する連携協定「とちまるアライアンス」は、ウィズコロナ・ポストコロナの事...
日本の中小小規模企業の取引金融機関の数が多いことは周知の通りで、その数がコロナ禍で増えていることは旅芸人ブログでも書いています。 ...

また、

清水さんが言うところの「金の貸せるコンサル業」というのも合点がいきます。

ワタシは地方銀行にとって、投資銀行のようにバランスシートを極力使わないフィービジネスは難しいと思っています。

融資というバランスシート・ビジネスでの顧客接点から、信頼感・リレーションシップキャピタルを粛々と積み上げる農耕民族スタイルのなかで、預貸業務プラスアルファの顧客ニーズに対応していく(その中には投資銀行業務的なフィービジネスもある)のが地域金融機関です。

フィーだけを狙っていく狩猟民族型の投資業務は、ROE/ROA経営に資するところは大きいのですが、地域金融エコシステムのリーダーシップをとり、地域を面的に支えていく使命を持つ地方銀行には、まったく適合性がありません。

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コメント

  1. 中平 康 より:

    清水は同期ですが、私以上に太りましたね。さらなる行動を期待します。若いころの悪行は胸の内にしまておきます(笑)。