昨日の地域金融機関の役員の皆さんとの定例勉強会に出席し、コロナ禍、ウクライナ、円安などによる中小小規模事業者の生々しい現状をうかがいました。
各金融機関とも、資金繰り支援と本業支援に注力しているのがよくわかりました。
ワタシの方からは、
~まずは逃げない姿勢、その覚悟をお客さまに示すこと(お客さまが隠し事をする場合にはその限りではない)
~逃げない以上、お客様の事業内容や経営者の人となりをしっかりと理解しなければならない(事業性理解)
~資金繰り支援とは単に融資をすることではなく、「お客さまがお金のことを考えることなく、事業に専念できる環境にすること」である
~こういう状態になって(信頼関係が構築)、はじめて真の意味でのお客さまの経営課題が見えてくるし、お客さまからの相談ごとが出てくる。課題の共有で本業支援がはじまる
~本業支援、コンサルティングといっても金融機関ができることは限られている。外部連携が必須、でも連携先への丸投げは厳禁
との定番の話をしました。
「融資をすることが資金繰り支援」というのは、金融機関目線です。
「お客さまがお金のことを考えることなく、事業に専念できる環境にすること」という顧客目線の資金繰り支援の裏づけがない本業支援はホンモノではありません。