景気後退への懸念から米国金利は、この一週間で0.25%程度(10年国債)の低下となりました。
海外金利リスクに過度に晒されている地域金融機関はホッと一息ついていることでしょう。
景気失速を示唆するような経済指標は出ているものの、「いま貯蓄は豊富にあり、労働者は不足しており、金融はまだ過剰緩和の状況にある。世界は常に需要不足にあるという観念めいた相場観」(←ワタシの信頼するマーケットの有識者)による金利低下であり、安心できる状況にはないと思います。
マーケットの仕事から足を洗って、すでに四半世紀が経ちます。
その間、金利や外国為替の相場を語ることはありませんでしたが、スタグフレーションを招いたといわれる第一次オイルショックのときに社会人となり、再びスタグフレーションが問題となった第二次オイルショック時に海外で市場部門の仕事をしていた人間としては非常に気になるところです。