3日に金融庁が発表した「中小地域金融機関向けの総合的な監督指針」(案) の勘所は、
新設項目である「2-2-3 持続可能な収益性と将来にわたる健全性」
にあります。
同項目の3番目「監督手法・対応」の中に、ヒューマンアセットの重要性がしっかりと記述されたことは注目に値します。
~ 銀行が自らの経営理念・経営戦略に照らし、どのような金融仲介機能を発揮しようとしているか等を踏まえ、将来の収益・費用の見通しが盛り込まれた経営計画等がその考え方と整合的になっているか、経営計画等を実行するために必要な人的資源が十分に確保・育成・活用されているか等について留意して検証する。(同文)
昨日のブログ「金融庁と対話ができますか?」に、増田さん、橋本さんからもコメントをいただいていますが、金融行政サイドとしてはまずは中途退社や心の病の実態を把握するところから始めてもらいたいものです。