金融行政方針2022ですが、失礼ながら本文だけを読んで、それで一丁上がり状態となっていました。
ある方から「コラム9」がキモになるとうかがい、これは見なければと、、、
「金融商品販売を含むリテールビジネスの持続可能性」についてのコラムです。
~地域銀行 100行の金融商品販売を調査。収益管理ができているのは39行のみ(→いけませんなぁ)、うち28行は赤字(→そうでしょうね)
~法人営業を含めた最適な資本やリソース配分を検討する必要がある(→そうだ、そうだ)
~外貨建て一時払い保険や仕組債といった販売手数料の高いリスク性金融商品の販売が多い先が見受けられ、真の顧客ニーズに基づく販売が行われているか懸念(→フィデューシャリー・デューティーって、どこへ行ったんでしょう)
ついでながら、顧客無視のプッシュ型預かり資産業務で、どれだけヒューマンアセットが毀損しているか。これを加味したら、単なる赤字どころの話ではありません。
旅芸人の個人金融の位置づけは、
「もはや金融機関の従来の人件費体系でできるビジネスではない。しかし、赤字であっても地域の顧客のためにはやらざるを得ない部分もある。外部連携を駆使するなどして徹底的効率化しながらやるしかない。ただしフィデューシャリー・デューティーにもとる行為は厳禁。」
であり、コラム9の内容は共感できるものです。
「預かり資産業務が収益の柱」とおっしゃる地域金融機関の方々へ、
このコラム、お読みになっていますか。