学生時代は、鉄道(とくにSL)と城めぐりに明け暮れていました。
まずは4国宝・8重要文化財の12の天守閣から制覇しようとの目標を立てましたが、50数年前はどこの城に行っても旅行者は数えるほどしか見ませんでした。
昭和40年代、SLのメッカは北海道、九州でしたが、北海道はもとより、九州にも国宝重文天守閣はありません。
一方、無煙化の進んでいた(SLがほとんど走っていない)四国でしたが、12の国宝重文天守閣のうち4つ(丸亀、松山、宇和島、高知、いずれも重要文化財)を有し、司馬遼太郎ドラマの舞台が多い四国はもっぱら歴史探訪の対象でした。
当時、飛行機は料金が高く、学生の移動手段ではありません。
宇高連絡船で高松に入り、そこから国鉄の列車に乗り換えます。
連絡船の中か、高松駅のホームで、うどんを食べるのがお決まり、どんな時間帯であっても。
高松駅のプラットフォームは予讃線、土讃線、高徳線のディーゼルカーが発する音とニオイが充満、列車内に向かう人々であふれかえっていました。
プリペイドカードのコレクションから、四国の鉄道に関係するものをピックアップしてみました。