地域金融機関の若手の営業人材の育成プログラムは、まずは個人顧客との取引で経験を積んで、次のステップで法人顧客の担当になるというのが一般的です。
いまや個人顧客との取引の中心は預かり資産業務となっていますが、自宅訪問しようにも、共働き世代が殆どで、在宅は高齢者ばかり。
そんな状態で投資信託や保険のノルマを張られても、できることは限られています。早期退職のスイッチがここで入ります。
いわば旧態依然のマス個人渉外業務が「死の谷」になっています。
ここを乗り越えると早期退職ラッシュは一息つきます。
信用保証協会が就職先として人気があるのは、最初から事業者相手の仕事だというのが大きな理由だと思います。
だったら、地銀や信金信組も、マス個人向け渉外をすっ飛ばして、事業性顧客向けの仕事をさせればいいのではないか。
ある地方銀行が若手行員にアンケートをとったところ、圧倒的多数が事業性取引を希望しました。「これこそが銀行に入ってやりたかったことだ」と。
でも、彼らは今までマス個人相手の仕事の経験しかなく、非常に不安を持っています。
ところで、
初心者にとっての事業性取引の入門編で、よくあるのが審査部への短期研修。
地銀の女性支店長たちで、かつてこういう研修を受講した人たちは多いですね。
昨年3月26日のブログ「男性はずるい」の主役Xさんも、十数年前に審査部研修を受け、それからしばらくして支店長に就任。その後、いくつかの支店長を歴任し、いまや地区担当役員です。
審査部への短期研修、これはこれで悪くはないですが、ハードルが高いと感じる人たちもいます。
若手行員や女子行員があまねく事業性顧客との取引に、すんなりと入っていけるのは、日豊本線3行のビジネスモデルだと思っています。
豊和銀行のホームページには、入行2年目の男女の行員の具体的取り組みが描かれています↓
https://www.howabank.co.jp/recruit/new/vsupport/
宮崎太陽銀行はこちら↓
コメント
豊和銀行さんのHP拝読しました。
〜『銀行員であったからこその喜びだ!』『銀行員になってよかった!』と心から感じることができた思い出の新規事業融資です〜
若い行員さんたち、素晴らしい経験を積んでいらっしゃいますね、心から感動しました。
Vサポートはお客様だけでなく、行員さんたちの心の豊かさにもサポートしていますね。
素晴らしいお取り組みだと思います!