25日のブログ、「信用保証協会にしか救えない事業者があるのに、放置して良いのか」
では、ワタシなりに気合を入れて問題提起しましたが、
ありがたいことに、いろいろな角度からコメントをいただきました。
こういうのは大歓迎です。どんどんコメントくださいね。
詳しくはコメント欄をお読みいただきたいのですが、
まず論点となった「中小企業融資の本質」は、ワタシも奥山さん、山猿さんと同じ意見です。
信用保証協会が主導的になって経営支援業務を行うことが、“本質を外した乱暴な意見”だとは思いません。
むしろ今回のように全額保証のゼロゼロ融資で事業者の債務が膨れ上がっている状況では、信用保証協会が中核にならねばならないと考えています。
理由は、このブログでも何度か書いていますが、改めて列挙します。
(1)信用保証協会は、今回のコロナ関連融資によって、実質的に地域最大の中小小規模事業者向けの与信残高を抱えることになったこと。
(2)中堅企業でも一行取引である米国と違って、日本は小規模事業者であっても複数の金融機関と取引している。小規模事業者の全容がわかるのは実は信用保証協会であること。
(3)平成30年の信用保証協会の業務改定で、経営支援業務が同業界の重要な業務として位置付けられ、それから数年を経過しており、業界サイドにおいても人材育成も含め業務対応ができる信用保証協会が増えてきていること。(ただ全く動いていない協会も少なからずある。二極化は問題)
(4)信用保証協会の収益源である保証料を支払っているのはあくまでも事業者であり、事業者が資金を有効に活用し、しっかりと返済できるよう支援することは保証人の仕事として本質を外しているとは考えられないこと。