地域金融機関において、内部管理の仕事を積み上げた人がトップにという流れは、金融検査マニュアルの存在感と平仄が合っていると思います。
金融検査マニュアルの廃止から5年目に入り、地域金融機関の新たな登竜門は日本航空と同様に、法人取引であれ個人取引であれ、質の高い「現場」経験ではないでしょうか。
法人取引であれば、
キャリアパスは事業者に対する支援再生の仕事へと変わっていくものと思います。
支援再生業務は、事業者に対する姿勢も含め(→ここがとくに大事です)、地域金融機関の仕事のひとつの“集大成”であることに異論はないでしょう。
本当に顧客本位を標榜するのなら、支援再生業務の経験がない経営トップというのはあり得ないと思います。
支援再生業務の経験がない人間は支店長になれないという「鉄の掟」を中心に据えた、ある地域金融機関の経営はいまを先取りしたものだと思います。
もちろん、経営トップの支援再生の業務経験は業界でも群を抜いており、この金融機関への顧客の信頼感は地域内で他を寄せつけないものがあります。
ところで、
支援再生業務を担う人材の育成、さらにはそういう人材のネットワークづくりという視点から開催された松江シンポジウム2020から、
今日でちょうど4年になります。
感慨深いものがあります。