正月休みに、過去の送受信メールやヒアリングメモなどの保存分の「棚卸し」をしました。
10年以上も前からのバックナンバーを改めて読み直すと、こぼれ出るばかりの地域金融のエッセンスに触れることができます。
社外取締役として声をかけてもらった地方銀行の頭取から、
~「過疎地だからこそ新しい流れに敏感に対応し、“創意工夫し続けなければ生き残れない”。地域金融の本質を理解した上で、東京で起こっている新しい動きや情報を的確に伝えるように」
と言われ、緊張気味に地域金融の世界に足を踏み入れて行った記録がありました。
~「原理原則に則ってシンプルに考えるように」
~「地域金融は経済学だけで論じることはできない。経済学と社会学のバランスだ。」
かつてワタシが地域金融、中小企業金融の仕事に関わり始めた時、ある地方銀行の頭取から言われた言葉は、金融庁において2003年のリレーションシップバンキングの機能強化の組み立てを行う際の大きな後押しになりました。
2020年もブレることなく、組織的継続的なリレーションシップバンキングの浸透に向け、微力ながら活動していきたいと思います。